吾輩は20卒である。

20卒のサラリーマンです。日々のこと、読書のこと、創作活動のこと等をつらつらと書きます。みなさんに楽しんでいただけるよな記事を書けるようになりたい。

【20卒】諸君 私は仕事が嫌いだ

諸君 私は仕事が嫌いだ

諸君 私は仕事が嫌いだ

諸君 私は仕事が大嫌いだ

 

起床が嫌いだ

ネクタイが嫌いだ

スーツが嫌いだ

黒い靴下が嫌いだ

顔を洗うのが嫌いだ

革靴が嫌いだ

寝ぐせを整えるのが嫌いだ

髭を剃るのが嫌いだ

通勤が嫌いだ

ラッシュアワーが嫌いだ

 

晴れの日に 曇りの日に

小雨の日に 大雨の日に

適温の日に 暑い日に

寒い日に 雪の日に

台風の日に 雷の鳴る日に

 

この地上で行われるありとあらゆる通勤が嫌いだ

 

無個性の黒いスーツで並べられた新卒たちの挨拶がもう一度やり直されるのが嫌いだ

初任給の額面から生活費、家賃、年金、所得税など差っ引かれた後の可処分所得を計算した時など心が締め付けられる

 

上司の語る昔の武勇伝を聞きながらさも興味ありげに返事をするのが嫌いだ

罵声を上げてこちらにむかってくる部長に気がついた時など、胸が(物理的に)痛くなった

          
きをつけ、の指先の伸ばし具合までそろえて号令の練習をさせられたのが嫌いだ

ばらばらに座っていて新卒たちの椅子の音がそろっていく様など恐怖すら覚える

 

退職代行サービスを使って誰にも何も言わずに退職した女(20卒)をつるし上げていく様などはもうたまらない

日曜日の夜に親友からかかってくる電話から漏れてくる泣き声には私の体のどこかがぽきぽきと折れる音がする 

 

哀れな労働者たちが微かな希望にしていた季節のボーナスが「コロナ」という言葉に木端微塵に吹き飛ばされた時など絶望すら覚える

 

営業部長が滅茶苦茶なことを言うのが嫌いだ


将来の希望を描いて入社してきた青年や女性の瞳が暗く曇り、濁っていく様はとてもとても悲しいものだ                      
大手の規模に押しつぶされて無茶な戦略を強いられるのは嫌いだ

上司に説教をされ反省文を自筆で書くのは雪辱の極みだ


諸君 私は休暇を 天国のような休暇を望んでいる

諸君 私とともに戦っている20卒、21卒の諸君

君たちはいったい何を望んでいる?

 

更なる昇進を望むか?

情け容赦のない糞のようなブラック企業を望むか?

鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な残業を望むか?

 

『有給! 有給! 有給!』

 
よろしい ならば有給だ

 

我々は満身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただの有給ではもはや足りない!!

大有給を!!
一心不乱の大型連休を!!

 

 

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ労働者に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の大企業となる

 

我々を残業の彼方へと追いやり眠りこけている上司たちを叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に新卒の味を思い出させてやる
連中に我々の残業明け退社の足音を思い出させてやる

 

残業と徹夜とカフェインのはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる

 

        
一千人の労働者の有給で会社を燃やし尽くしてやる

 

 

 


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