吾輩は20卒である。

20卒のサラリーマンです。日々のこと、読書のこと、創作活動のこと等をつらつらと書きます。みなさんに楽しんでいただけるよな記事を書けるようになりたい。

彼女のiphone借りたら……

吾輩は20卒である。アイフォンを持ったことはまだない。
2020年の最後の日、携帯を駅のホームに落とした。こわした。

 


エクスペリアという、画面が僕の乳首の次に敏感な携帯のせいで、ちょっとひびが入っただけで、機能不全に陥ってしまった。

それを年末で遊びに来ていたMに言ったら、
「アイフォンにしなよ」と言われた。

アイフォンにしなよ。もうかれこれ10人くらいに言われた気がする。


友人にも先輩にも上司にも恋人にも、三者三様の理由で言われた。
「アイフォンにしなよ」

 

国内はいつの間にかアップル信者であふれかえっていたのである。
原罪の象徴である果実をかじったマークを背負った石板は多くの若い女に愛されている。
キリスト教もびっくり。
ていうか、最近の若い女子のアイフォンの最新機種持つ率以上じゃないですか? 

この前電車の向かい側に座った女の子が並んで4人、iphone12いじってた。40万がならんでいたよ。

 

 

友人に言われた。「アイフォンにしなよ」
僕のぺリアちゃんがあまり頭がよくなくて(容量がなくて)アプリを4個くらいしかダウンロードしてないといったからだ。

 

先輩に言われた。「アイフォンにしなよ」
僕のぺリアちゃんが頑張って撮った雪降る中の月の写真が、ぼやけすぎて言われるまでそれと気が付かなかったからだ。

 

上司に言われた。「アイフォンにしなよ」
最新のテクノロジーに触れ、そして今市場を支配しているモノを体感した方がいいという理由で。

 

恋人に言われた。「アイフォンにしなよ」
僕のぺリアちゃんで取る彼女の写真が、盛れない可愛くないという理由で。

 

最後のはエクスペリアは悪くない。君の写真が盛れない可愛くないのは(以下略)

 

で、そんな最中、年明け早々職場が変わったんですわぁ。
現場の配置換えでね。

 

どうしよ、初めての場所にグーグルマップなしで行ける気がしねぇ……まして大都会大阪、梅田ダンジョンを潜り抜けていける気がしねぇ……
とか頭抱えていたら、Mが言った。

「あたしのアイフォンつかう?」
いいの? と聞いたらいいよ、と言われたので、ありがたく借りることにした。現場移動そうそう、遅刻したくはねぇ。

 

というわけで、彼女のアイフォンを使ってみた。

①まずすげぇ写真がきれい。綺麗すぎて勝手に写真撮った。いっぱいとった。だってプロが撮ったみたいに取れるんだもん。

インスタはまだやってないけど、これはインスタやりたくなりますわ。

インスタやりたくなって、撮った写真を(彼女の)インスタに上げてみた。やべぇ、すぐにいいね! ついたよ。楽しぃぇ。(後で死ぬほど怒られた)

②あとバッテリー持ちが異常。なんでこんなにスタミナあるの? スタミナ太郎?

スマホ界のスタミナ太郎やーーー!

スタバでアイフォン充電している女子大生は普段どんだけアイフォン酷使しているの……?

③細かいところの気遣い

なんか勝手に世界の都市部の気温と天気と温度が分かるとことか。主要な株価指数が分かるのとかかっこよすぎるだろ……ヨルダンの天気とか知る必要あるの? ナスダックの株なんて彼女持ってないだろ……

なんだか、自分が商社マンにでもなった気分だ……

 

 

 


「すごいね、アイフォンって……」
「でしょー」
彼女は鼻を膨らまして、胸を張って携帯を受け取った。
アイフォン使っている人、こういうとこある。褒めたのはアイフォンなんだ……資本主義の波うち際で、アップルの作った波に運ばれてたまたまアイフォンを手に取った人間を褒めているわけではないのだよ。

何その「わたしが選びました」みたいな顔は。

違う。君がアイフォンを選んだんじゃない。アップルによって君が選ばされたにすぎない……アップル信者そういうところある。

偉いのはウォズニアックとジョブズなのに……

 

「アイフォンていくら?」

「10万ちょいかな」

「……」 

 

新しいケータイは保障サービス(5000円)で変えられたgalaxyにした。