結論、大学時代に病んだとしても、意外と社会人になって病まないこともある。
金で幸せは買えないが、ストレスは金で消せる
という話
吾輩は20卒である。
突然だが、吾輩は大学時代に病んでいた。
詳しくはこちらに書いてあるから気になる人はぜひ読んでみてほしい。
別に大したことは書いていなくて、結論、大学生って実は最も鬱になりやすい時期でもあるから、スクールカウンセラーとかに頼るのは全然恥ずかしいことではなく、それで楽になるならよいではないか。
そんなことを書いた。
そして、現在はバリバリに働いている。実質的な年間休日は105日以下である。年間休日105日というのがどれくらいかわからない諸君に説明すると、盆、正月、ゴールデンウイーク、シルバーウイーク、三連休とかなんもなくて、ただただ週に2回の休日があるのが年休105日のラインになる。
果たして、そんな環境で働いていると、あの時間が大量にある大学時代にすら病んでいた人間はどうなるか。
結論、意外と病まない。
「人間は働きすぎてだめになるより、休みすぎてダメになるほうがずっとおおい」
これを言ったのはアメリカの誰だったか。フォードだっけ?忘れた。
これは真実であった。
年休105日でも意外と病まない。むしろ、休日をストレス解消の日、と割り切っているので、ストレス解消のために全力をつくせる。
そのために夏は、ひたすら休日にサーフィンをしていた。
来年は休日に一緒にサーフィンに行けるような女の子の友達が欲しい。
下心が丸出しですまない。ただ、忙しくなってくると、どうしても性欲が強く?なるんんだ。
昔読んだ、吉田修一の小説のうちの一つに、テレビ局の社員の話があった。
忙しいからこそ、同僚と浮気をしてしまう。忙しいからこそ、目の前のある性欲に勝つことができない。忙しいからこそ、徹夜明けのホテルが気持ちいい。忙しいからこそ、この私たちのセックスは成り立っている。こんなに忙しくなかったら、私は、(僕は)思い思いのパートナーの元へ行って、一緒に時を過ごすことができるのに。
確かそんな内容だった。
でも、実際に吾輩もそうなったよ。別に不倫はしていないけどなぁ。
話がそれた。
吾輩は病んでいないことの要因は二つあると思っている。一つは前述の通り、プライベートが充実していること。(友達と積極的に遊ぶようにしていること。意図的に。病まないために。)
二つ目は、お金をそこそこもらっているということだ。タイトルに書いてある通り、というか、タイトルはそこそこ詐欺なのだが、まぁ、タイトルに近い金額をもらっている。
これは人によるかと思うが、吾輩の場合は金をもらっていると大体は耐えられる。
結論にも書いた通り、幸せは金で買えないが、ストレスは金で消せる。
なんなら、酒でも消せる。
アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドで暮らしてみて思ったのが、日本では酒が安すぎる、ということだ。
ほかのどこの国で、コンビニで(24時間営業の! 海外ではそもそも24時間営業の店が少ない)酒が帰るのだろうか。
あれはアメリカ留学が始まったばかりのころ、夜に眠れなくなってベッドを抜け出し、セブンイレブンに行った。ビールかウイスキーでも飲んで寝ようと思ったのだ。
吾輩より30センチは背が高いであろう、金髪の店員は深夜のセブンイレブンで吾輩に言った。
「買えない」
「どうして?」
「カリフォルニア州では午後10時から朝6時まではお酒は買えないんだ」
時間はうろ覚えだ。
吾輩は結局酒を買えなかった。
それから、日本よりもはるかに、アメリカをはじめとする英語圏ではアル中が社会的な問題になっていることを知った。
今これを読んでいて、社会人になることにおびえている大学四年生がいたらそっと背中をさすってやりたい。
幸せは自分で見つけるしかない、但し、ストレスは金で消せるよ、と。