吾輩は20卒である。

20卒のサラリーマンです。日々のこと、読書のこと、創作活動のこと等をつらつらと書きます。みなさんに楽しんでいただけるよな記事を書けるようになりたい。

バンクシーと村上春樹と米津【バンクシー展とデートコースについて】

≪歴史的な悲劇はいつも、一人の反逆者ではなく、真面目で組織に従順なものによって生み出される≫

 

 

バンクシー展に某関西の大学のJDといった。結果うまくいったので、デートコースの紹介と、バンクシー展の感想

 

どううまくいったのかは、ご想像に任せる。

 

・デートコース

バンクシー展→プルヴィエ

pluvier.info

 

バンクシー展から、料理屋までのストローク(徒歩で10分くらい)がいい距離感でした。マンションの二階部分に入っている料理屋です。それほど高くなく(二人でお酒のんで+食事で~6000円)、洒落ていて、接客もよかった。

バンクシー展の感想を見ながら、寒いね、と言って自然に手を繋げます。ただし、海が近いので、今(1月)は寒すぎるかもしれません。

レストランは駅ちか。バンクシー展は平日17時以降1000円なので、夜に行って、そのままご飯→あとは野となれ山となれ、がおすすめかと。

あと、一時間区切りのチケットのため、17時、18時など、時刻きっかりの時間は混む。

みつを避けたいのなら、17時20分など、少し時間をずらすのがおすすめ。

 

 

 

 

バンクシー展について

英語が読めたほうが面白い。原文のメッセージをそのまま受け取ることができる。英語に自信あるニキは、彼女の前でドヤ顔していいところを見せることができるぞ。ちなみに僕はそれをやりすぎて、ウザがられて彼女が僕と離れて展示を見るようになって死んだ。(プルヴィエの料理で巻き返せたけど)

 

僕が展示から読み取ったメッセージは二つ。

一つは、バンクシーキャピタリズム(資本主義)が好きではないということ。

もう一つは、彼は「従順なもの」も好きではないということ。(故にポリスが嫌い)

個人的には、後者のメッセージが面白かった。

 

キャピタリズムを嫌悪しているバンクシーについて。これはなんだが大いなる皮肉に思えた。なぜなら、バンクシーがここまで有名になったのも、ここまで有名になって主催者が儲かると判断してこの展覧会を開いたのも、そしてその主催者団体をはじめとするマーケティングにまんまと乗っかって会場に足を運んだ我々は、その資本主義の大きな流れに乗って、あの狭い大阪港の会場にたどりついたからだ。

 

 

富める者はさらに富む、これが資本主義の原則。希少性に価値がある、これも資本主義の原則。

じゃあ、この希少性のある鬼才バンクシーの絵画を暇つぶしに身に来ている、その他大多数の僕たちは何をすればいい。女の子を抱くダシとして使うバンクシー展は、結局バンクシー展の用法においては最適解なのかもしれない。

結局、凡人は天才になれない。ただユーモアを楽しむことはできる。小難しい説教をごたごたと垂れる前に、洒落と皮肉を楽しもうじゃあないか。

ブラックユーモアが好きな人には、かなり楽しめる気がするぞ。バンクシー展。

 

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  二つ目のメッセージ。バンクシーは「従順なもの」が嫌いなことについて。

これは、展覧会の後半になるにつれて主張されているメッセージだ。

 ≪歴史的な悲劇はいつも、一人の反逆者ではなく、真面目で組織に従順なものによって生み出される≫

 これはバンクシー展の後半で書かれていたメッセージだが、なるほどと僕は思った。

ポリスをモチーフにした無数のアートワークの中で、そのメッセージは強く、何より説得力があった。

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また、バンクシーの作品には、多くの大衆に受け入れられた作品に通底するものがある。ユーモアだ。

 

 

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以前、村上春樹が「僕は文章を書くときには、ユーモアのある文章を書こうとしているんです。笑わせようとしているんです」と書いているのを読んだことがある。

展覧会を見て、やはり世間一般の心に響かせるためには、「ユーモア」は鍵なのだな、と感じた。

例えば村上春樹、最近の音楽だと米津さんとかもそうだと思う。【LEMON】でも、楽曲において「ウェ」っというある種ユーモアのある音が使われているし、【KANDEN】においても、猫と犬の声が入っている。【フラミンゴ】に関しては、

「あなたフラッ、フラッ、フラミンゴ」だ。文字面で見るとなんだこれだが、わけわからんくらいキャッチーだし、それでも音が、ばかかっこいい。

 

バンクシーもそうだった。皮肉やメッセージ性はあれど、一貫しているのは作品に通底するユーモアだ。すなわち見る人に、作品の意味とか伝えたい事を言う前に、一度楽しませている。だからこそ、その作品のメッセージは伝わる。

 

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 バンクシー展。平日夕方からは1000円なのでぜひ。

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もしあなたが惨めで、ちっぽけで、愛されていないと感じたら、鼠は最良のお手本だ。

鼠は許しなしに存在し、社会のヒエラルキーなど気にもかけず、

おまけに一日50回もセックスするのだから!

 

※ここに含まれる解釈はすべて個人のものです。解説などはいちいち詳しく読んでいないので、正しいかはわかりません。

 

 

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プルヴィエにて(鴨肉のルバーブソース添え)