吾輩はワーキングホリデーをしてTOEICの点数が745から980点まで伸びたのである。
どうも、ツナ缶プロテインです。
過去二回の記事でオーストラリアのストリップ体験ワーキングホリデーの体験談を書いてきましたが、今回は大学生にとってワーキングホリデーをするのはどんなメリット・デメリットがあるのかを書いていこうと思います。
ちなみに、過去記事はこちら。
わたしは大学生の二年生~三年生の間に二年間も休学してオーストラリア、そしてニュージーランドと二か国にワーキングホリデーに行ってきました。
ちなみに冒頭のTOEIC980点はオーストラリアに行って半年ほどで達成しています。
以下、目次に沿って大学生がワーキングホリデーをするメリット・デメリットを検証します!
現在はコロナ禍で、ワーキングホリデーの人がついていた職業・仕事がおそらくほとんどはないでしょうが。。。。。。
現在大学1~2年生で、ワーキングホリデーに興味がある! や海外に出ていきたい!など思っている人はぜひご一読ください!
大学生がワーキングホリデーをする(選ぶ)メリット
①英語に囲まれる環境が手に入る。
なんといってもこれ。24時間、365日英語に囲まれる環境が、オーストラリアで暮らせば簡単に手に入ります。
くそみたいな語学学校よりも、よっぽど勉強になる。だって語学学校って、英語が母語の人とほとんど話さないし笑笑
それこそ、銀行に行って美人のお姉さんを対面に口座を開くのだって無料の英会話ですし、働き口を探すためにレジュメをお店に配るのだって、面接だって、ジムの入会手続きだって、駅で行先を尋ねるのだって英会話、しかも無料の。(ちなみに、オーストラリアのジムはマッチョイケメンがめちゃくちゃ多い笑笑。日本人女性にはおすすめの出会いの場笑笑)
当時、わたしがそれほど苦労せずにオーストラリアにいって半年でTOEICで980点まで行ったのも、わたしが会話しまくったからかもしれない。
とにかく無料の英会話やー、無料やー、と思って興奮していた。
GABAの英会話レッスンに20万払っていたのはマジでバカだった。それよりもこっちで一週間本気で職探ししていたほうがよっぽどスピーキング力、リスニング力がついた。
英語で話すのに慣れてきて、話すスピードが上がってくると、自然、英語を読むスピードも上がってきます。
何よりも、この勉強方法は(わたしにとっては)全く苦痛じゃなかった!
自然と都会が美しいコントラストを織りなす街、シドニーで楽しく暮らしていたら英語力が上がってTOEIC980点をとれるようになってました笑笑
②初期費用が安い(25万~)
これも、ほかの語学留学や学部の留学に比べて大きなメリットだと思います。
25万~と書きましたが、これは主に初めの二ヶ月の生活費です。
✔チケット代(片道5万~) ✔二ヶ月ほどの家賃+水道光熱費(10万~) ✔携帯端末+月額プランの料金(1万~)
✔食費(9万~)
などもろもろをこみで概算したもの。
また、仕事を始めれば収入が入ってくるので、これほどしか持っていなくてもオーストラリアにいることが可能です!!
もちろんこれより安くなることも可能ですし(実際にわたしが最初の二ヶ月で使ったのは15万ほどかと)
後述しますが、一人暮らしをしたいなどの希望があるならば、家賃は高くなります。(シドニーは基本シェアハウスです。家賃がバカ高いから。。。)
あと、オーストラリアは物価がクソ高いです。。。
自炊をして頑張って一日の食費が15ドルくらいですかね……それでも割と質素な食事になると思うのですが……
ちなみに、ランチを外で食べると大体安いところで10ドルからです。あぁ高い……
ちなみに誰得情報ですが、やはりオーストラリアだけあって、牛肉は日本より安いです。
わたしは牛肉を毎日食べていたら、ベンチプレスがみるみる伸びて簡単に100キロあげられるようになりました笑笑
何の話だ……
③すぐ行ける
オーストラリアのワーキングホリデーのメリットその③は「すぐ行ける」です。
どこの国でも、外国で長い間暮らそうと思うと「ビザ」がいるんですよね。その国に渡航する目的なり身分なりで「学生ビザ」や「短期滞在ビザ」などいろいろなビザがありますが、オーストラリアのワーキングホリデービザはすぐに出ます!(少なくともわたしの場合はすぐに出ました!)
旅行業者に代行してもらうと、15~20万くらいかかってしまいますが、これは絶対にやめたほうがいいです!
ググったら、ビザの取り方が出てくるので自分で調べてください笑笑
ちなみに、ビザを取るのも勉強だと思って自分で英語を調べながらビザ申請してみるのもありです! 長文読解の練習ですね。
参考までに、わたしがビザを取るときに参考にしたサイトと、オーストラリアのワーキングホリデービザをとれるサイトを張っておきます。
【オーストラリア、ワーホリビザがとれるサイト↓(英語)】※但し、現在はいかなるビザも最新の情報をチェックするまでは申し込むな! と厳しい警告が出ています。
(5月26日現在)
【オーストラリア、ワーホリビザの申し込み方(日本語)】手順を丁寧に紹介しているサイトです。
https://www.s-world.jp/ryugaku/visa/australia-working-holiday-visa/
④何をしようが自由
これも大きいですよね。とにかく自由。
ワーキングホリデーって、ワーキングとかついているけど、極論働かなくてもいいんです。
例えば、「学生ビザ」ですと、どこの国でも(オーストラリアに限らずカナダでも、アメリカでも、ニュージーランドでも)最低このくらいは学生として、授業に出なきゃいけないよ、というのが決まっています。
(ex.オーストラリアならば、学生ビザで滞在する場合、政府指定の学校の授業を最低週20時間受けなくてはいけません。)
ですが、ワーキングホリデーだと、学校に行かなくてもいい! そして、働かなくてもok!
もちろん、わたしみたいにゴリゴリ働いて、週8万くらい稼ぐのもありです!
(オーストラリアの給料は基本一週間で締めて翌週払いか、二週間で締めて翌週払いかのどちらかです! 月払いはほとんどありません)
もちろん、一か月のうち三週間はゴリゴリ働いて、残りの一週間は全力でまったりするなんてのもできるわけです。(まぁ雇用主によるけれども……)
⑤活動によっては就活のウケはいい
ワーキングホリデーですが、まだまだ大学を休学して行う人は多くありません。
ですので、就活時にESにその旨を書いていると、もちろんすべての面接で突っ込まれます。
わたしの例で僭越ですが、
「一人で海外に行き、仕事探しから初めて、最終的には店のデューティーマネージャー(副店長的なもの)を任されました!」
というようなことを話してしました。ウケはよかったです。
副店長と言わずに「デューティーマネージャー」というのがポイント笑笑
そのあとで、「そこで何か苦労したことはある?」と聞かれた時には、その店で人間関係で苦労したこと、そしてその乗り越え方などを答えていました。
そのエピソードを話した面接は割と通過できていたかな。
今社会人になって振り返って思うのは、オーストラリアで何かしらビジネスの経験を積んどいたらよかったということ。
ワーホリの求職者向けのウェブページでも、路面売りでもなんでもいいけれども、とにかく雇う側ではなくて、雇われる側、あるいは大人と対等に話せる場所に身を置いたらよかったと思っています。。。
大学生がワーキングホリデーするデメリット
①最初の英語力がないときつい。
これは大学生に限らずなのですが、ワーホリをしている日本人を見ていてあるある失敗パターンだな、と思ったので。。。。
英語力を目指す目的でワーキングホリデーに行くなら、最低TOEICで700点取れるくらいの英語力は持っていきたいです。
そうすれば、銀行やスーパーでも最低限の会話はできるし、会話ができればそれが英会話レッスンになるから。
で、ありがちな失敗パターンが、
英語できないけどオーストラリアに行けば自然と話せるようになるっしょ
➡実際にオーストラリアに行く(英語ができないため仲介業者にけっこうなお金を払う)
➡実際にきたけど、英語わからない。わからないから(英語を使う、英語環境の)仕事がない
➡日本人しかいない、日本語しか使わない日本食レストランのキッチンの業務とかにつく。(後述しますが、普通にブラック)
➡結局、遊びに行くところだけがオーストラリアになったバイト生活を送る。(もちろん英語力は全く伸びない)
こんな感じ。割とよくいる。
最初の英語力がないと、ただただオーストラリアに金を落とすだけで終わります。
あ、オーストラリアは物価・家賃・食費、全部高いです。
でもたまに、女性の方で例外的に↑の負のスパイラルから抜け出せて、英語全然できない状態できたのにペラペラになれる人がいます。
それは、「現地の彼氏ができた人」
ワーホリをする日本人女性には割とよくあることですね。
ちなみに肌感覚ですが、彼氏が高学歴や高収入なほど、きちんとした英語が身について、英会話のレベルが上がります笑笑
英語全然できないけど、ハイスぺな男捕まえるのは得意よ! って方は英語力も伸びるかもしれません笑笑
②大学で勉強ができない➡同学年の海外学生の友人ができにくい。
これは交換留学と比較したときのデメリット。
交換留学ならば、自分の専門や興味のある分野を海外で勉強できますが、ワーホリだとそれができません。
交換留学ならば、クラスのグループワークやサークル活動などで、簡単に同学年の海外大生(現地の学生)とコンタクトをとれる機会がありますが、ワーホリだとそうもいかない。。。
ですが、これは努力次第でなんとかなります。
実際にわたしの働いていた店でも、従業員の八割がオーストラリア現地大学生だったので、同学年の友人もできました。
中にはその中で恋人という関係に発展したりも。
なので、環境次第で現地の大学生と交流したり、付き合ったりできるということは心にとどめておくといいかと。。。
③日本食レストランの職場は基本がブラック
はい。
これ、ワーホリの闇です。
基本的にオーストラリア最低賃金(時給)は19.49豪ドルです。
高いですよね。しかもこれは平日の最低時給です。
企業にもよりますが、土曜日や日曜祝日に出勤すると、給料が1.5倍~2倍になります。これはオーストラリアの法律で、土日や祝日は労働者の給与高くしてね! と定められているからです。
日本でも取り入れろこの制度。
(逆に言うと、だからこそオーストラリアでは土日祝日にレストラン以外の店がわりと閉まっていたりする。)
だから、学生は日曜日や祝日のほうがシフトに入りたがったりします笑笑
かというわたしも、人手が足りなくて、祝日に8時間働いたら一日で400ドル以上ももらえて驚いた経験があります。PAYROLL(給与明細)で確認したら、時給50ドルでした笑笑
はい。
ここまでは、法律に守られた、まともな(decentな)企業の話。
で、現地企業、英語環境の企業は法律を守った企業がほとんどです。
残念なことにほとんどの日本食レストランの給与体系は上記の限りではありません。
もちろんウェブページなどには書いてませんが、日本食レストランの平均的な時給は、わたしがいた時で、14~16ドル。そして、土日祝日での給与アップもありません。
はい、懸命な読者諸君は気づかれたでしょう。
え、それ違法じゃね?
ハイ、がっつり違法です。
でもありふれています。
ありふれた違法。
こうしたアジア人のレストランが(日本食に限らず、韓国レストラン等)最低賃金を割る環境で働かされているのは、オーストラリアでは社会問題になっています。
例えばこの記事では、時給10ドルの日本食レストランが問題になっていますね。
オーストラリアのワーホリ失敗パターンを先ほど挙げましたが、英語ができない人はこうした企業に搾取されて終わるということがあります。割と。
せっかくオーストラリアに貴重な若い時間とお金を持ってきたのに、英語もうまくならず、一年過ごして料理がちょっとうまくなっただけで終わるという。。。
もちろんオーストラリアで時給14ドルなんて、貯金もできません。
働くとしても、腰かけ程度に働くべきですね。。。(そうして腰かけ程度がいつの間にか一年になっているのも、ワーホリのあるある失敗パターンなのですが。。。)
④就活で評価されないケースがある。
これは大学生と、ワーホリ後に就活しようと考えている社会人にも当てはまると思います。
基本的に、ワーホリという土台を使って何かを主体的にとりくんだ人、何かしら失敗談があって、そこを乗り越えた環境がたまたまワーホリだった人、は就活でも面接では基本的にうまくいきます。
逆に、「何の目標もなく、チャレンジしたいこともなく、なんとなくワーホリにいって一年間オーストラリアで過ごしただけの人」は就活で全く評価されません。
むしろ、「あ、遊んでいただけなのね」とマイナス評価になることも多いです。
社会人の再就職はさらに厳しいです。
基本的に、よほどすごいことをやらない限り、ワーホリは+に働かないと思ってください。
特に、総合職で働いていたような人が、元と同じレベルのキャリアに戻ることはとても難しいです。(看護師や、保育士などの職種はこの限りではありません。実際にわたしのまわりの看護師、保育士は日本での職場復帰に苦労しないケースが多く見受けられます)
実際に例を一つ紹介しましょう。
わたしがオーストラリアで仲良くなった友人の一人にまーくん(仮名)という男性がいました。
まーくんは一部上場のメーカーで二年半ほど勤めた後で、仕事を辞めてシドニーにワーホリに来ました。
もともと立命館大学卒のエリート+英語がそこそこできたということもあり、時給22ドルの小売店で働いていました。
これだけでも、日本人ではなかなかできることじゃあありません。現地での職を得られる人のほうが少ないのが現実です。
さらに、まーくんは英語の勉強にも磨きをかけました。必死で英語を勉強した結果、彼はわたしが達成できなかったTOEIC990点を達成しました。その後、一年間をオーストラリアで過ごしたまーくんは、TOEIC990点と英語環境で働いたという実績を引っ提げて日本に帰国、就職活動を開始しました。
彼は塾講師になりました。
もう一度言います、彼は塾講師になりました。
気の毒すぎて年収は聞けずじまいでしたが、彼が新卒で入ったところと、帰国後に就職した塾の年収を比べると、、、
まーくんのメーカーでの初任給≒帰国後に就職した塾の平均年齢
でした。。。
悲しい。。。
⑤ワーキングホリデービザでは、同一雇用主の下では6ヶ月しか働けない。
これほんとやめてほしい。このせいでワーホリビザを持っているというだけで面接に落ちる。。。
文字通り、ワーキングホリデービザでは同一雇用主の下では6ヶ月しか働くことができません。端的に言うと、同じところでは半年しか働けないということです。
これは職探しの際にも不利に働きます。。
職探しの仕方については別記事で述べる予定ですが、
「持っているビザは?」と聞かれ、
「ワーキングホリデー」と答えると、それだけでお断り、というとこも私の経験上少なくありませんでした。
ちなみに、どうしても同じところで働きたい場合、ワーキングホリデーから学生ビザに切り替えれば、同じところで働けます。
但し、ワーキングホリデーと違い、学生ビザに切り替えてしまうと、週20時間しか働けず、さらに週20時間の通学をしなくてはいけないことになりますが。。。
ちなみにわたしの例で行くと、店長と自分がこのルールをすっかり失念しており、9ヶ月働いていました笑笑
だって、英語環境の中、週8万稼げる仕事を辞めたくなかったんだもの……笑笑
わたしは最後の最後になって学生ビザに切り替えましたが、もしイミグレーションに報告されていたら、強制帰国などもあり得る案件でした……(幸いにもわたしは何もなかったですが……)
みなさん、ご注意です。
【まとめ】
ワーキングホリデーは自由だが、その分主体的に行動しないと結果は得られない。
また、新卒就活では、活動によっては評価されるが、基本そこまで評価されないと思っていたほうが無難。既卒、社会人就活においては、全く評価されないどころか、マイナスの判断を下される場合があるのでご注意。
以上、大学生がワーキングホリデーするメリット・デメリットについてまとめてみました。
次回以降、今回の記事ではカバーできなかった、
・申請類はにどのくらいの期間かかったのか?
・何ヶ月前に申請しなきゃいけないの?
・おうちとか、ホテルはどうやって見つけたの?
・仕事はどのように見つけたの?
・空き時間は何してたの?
・ニュージーランドとオーストラリアでワーホリだったら、どっちの国がおすすめ?
・軍資金はいくら?
といったトピックについて更新する予定です。
何か質問などございましたら、どうぞコメント欄にお書込みください。
今日もいい日になりますよう。