吾輩は芥川賞を全部読む。

20卒のサラリーマンです。日々のこと、読書のこと、創作活動のこと等をつらつらと書きます。みなさんに楽しんでいただけるよな記事を書けるようになりたい。

ワーホリ 体験記② ~オーストラリア・ストリップ体験記(R18)~


大学生の時にしなくてもいいこと③ ~ワーキングホリデー③~ SHOW GIRL体験編

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以下がSHOW GIRLのリンクだよ!↓(完全にR18)

https://www.worldfamousshowgirls.com.au/index.php

なんのこっちゃ⁉ という方は前のブログをチェケラッしてくだされ!

 

 

 


✅初めての……

決行の日は木曜日だった。

事前のリサーチでは週末が一番盛り上がるらしいが、逆に盛り上がる日時に行くことが怖かったわたしは、木曜日に行くことにしたのだ。

週末じゃないからか、時間が9時と早かったからなのか、いつも店先の道路に下着で立っているボンキュッボンのお姉さん方はいなかった。

ただ黒人の曙がいたのみである。

――なんだ⁉ 入るのかい?

曙はわたしのことを覚えていなかった。当然と言えば当然か。年齢確認をされる。仕方なくパスポートを差し出す。

中に進むと、受付にはお姉さんがいた。おそらく、ストリップ嬢も兼ねているのだろう。なかなかに妖艶な雰囲気の美女がガラス越しにいる。ちょうど、空港の外貨両替所のようなつくりだ。

――フィフティードル。

15(フィフティーン)なのか50(フィフティー)なのか分からずに、とりあえず20ドルを差し出した。そしてら5ドルのおつりをくれた。15だったらしい。

 

はやる気持ちを抑えられず、黒幕でおおわれている中に入ろうとしたわたしを受け付けの女性が止めた。

 

ーーーちょっと待って。

 

呼び止められて戻ると、「手を差し出して」と言われる。手?

 

まさか指紋でも取られるのか? と思ったらスタンプを押された。

 

ーーこれで今日は何度でも入れるから。

 

まさかのクラブ方式。15ドルで金髪美女の姿が何度でも拝めるとは、なんとお得なのだろうか。


カーテンでしまっていた幕を開けて中に入る。まず目に飛び込んできたのは、空っぽのステージだ。

 

全ては暗く青く照らされいて、ステージには誰もいなかった。

 

ステージの周りを取り囲むように、椅子やソファーが置いてある。その周りを下着姿の白人美女たちが闊歩していた。三人くらいいたと思う。わたしのほかに椅子やソファーに座っていた客は、2,3人だったと思う。みなおじさんだった。

 

わたしがとりあえず奥のソファーに腰を下ろすと、わたしに気が付いた下着姿の美女の一人がこちらに闊歩してきた。「闊歩」という言葉がふさわしいようなハイヒールの音と、歩き方だった。

 

――何飲む?

 

彼女はそう言ってわたしにメニューを手渡した。メニューを開いてみると、アルコール類があった。以外とリーズナブルだ。標準的なオーストラリアのレストランで飲む酒類の値段と相違ない(注2)

 

わたしはハイネケンを注文した。日本だと割高なハイネケンだが、オーストラリアではそうでもない。事実、一番安かったから、わたしはハイネケンを頼んだ。

 

お尻を左右に振るように歩き、下着の金髪美女が戻ってくる。手にはハイネケンの瓶を持っていた。

 

ーーここに来るのは初めて? 

彼女はわたしの隣に座りながら言った。

 

濃厚なフェロモンのような甘く重い香りが鼻をつく。下着の女の胸がよって、わたしはどこに目を向けていいのかわからない。

 

とりあえず、目をみることにした。金髪美女と、こんなに顔を突き合わせたことはない。

 

暗いのもあるのだろうが、ハリウッド女優のように顔が整って見える。

 

ーー今は混んでいないけど、たぶん、あと1時間くらいで、あそこでショーが始まるわ。

 

誰もいない、ただ銀のポールだけがあるステージを指さして女は言った。

 

ーーそしたらもっと近くで見てもいいし。ドル札を指してもいいのよ。こことかに。

 

彼女は自分の胸を指さす。その胸には黒い下着が食い込んでいて、思わず(条件反射的に)目をそらした。

 

それを見ていた彼女が笑った。

 

ーーかわいいのね。ま、ゆっくりしていって。

 

彼女は実に美しいお尻を向けてレジのほうに去っていった。

 

あたりを再び見渡す。

 

わたしのほかに二人ほど男性がいて、一人は暗闇の中でスマートフォンをいじっていた。

 

もう一人の老齢に見える男性は、膝の上に下着姿の女の子をのせて、何やら談笑している。ワイングラスを持っていた。

 

何をしていいかわからず惚けていると、ハイヒールを鳴らしてさっきとは別の金髪美女が歩いてくる。

 

先ほどよりも小柄で、それでいて愛嬌のある顔だちをしていた。

 

ーーハーイ!

 

どこか猫を思わせるような声だった。日本人の女の子には出せないような声だ。

 

彼女はわたしの隣に座った。先ほどの女とは違ってピンク色の下着をつけていた。

 

ーーこんにちは! 初めてきたの?

 

そうだ、というと彼女はわたしにハグをした。やわらかい感触が胸に当たる。それと同時にココナツオイルのような女の匂い。

 

「「興奮してきたな」」    (CV.伊達みきお)

 

わたしの息子からはそんな声が聞こえてきた。いや、声が聞こえきただけではなく、彼は実際にそれを態度で示していた。ジーンズをはいてきてよかった。

 

ーーパーソナルショーって知ってる?

 

うん? パーソナルショーなんだそれ?

 

ーーなるほど! 本当に初めてなのね!

 

そういった彼女はわたしに説明してくれる。正直、その説明よりも彼女の大げさな身振り手振りのたびに揺れる乳のほうに目が行ってしまう。

 

凝視したい。あぁ、サングラスを買って来ればよかった。

 

ーーパーソナルショーっていうのは、そこのステージじゃなくて、個室であなたのためだけにショーをするの。

 

すると彼女はわたしの耳元に口を近づけて言った。金髪美女に耳打ちされたのは、後にも先にもこの時だけだ。

 

ーーもちろん、フル・ヌードよ

 

思わず彼女のことを見つめてしまったわたし。その(男どもからのげすい視線を受け止めなれているのだろう)視線を跳ね返すような笑顔を浮かべる彼女。

 

ーーいくらするの?

 

ーーあぁ、それをいうのを忘れてたわね。50ドルからよ。

 

財布の中にはクレジットカードこそあったが、ぼられないようにと50ドルと20ドル札しか入れてきてない。それでもさっきハイネケンを買ったから50ドルには足りない。

 

ーークレジットカード使える?

 

ーーもちろん、使えるわよ。

 

なんでもないように彼女は言った。オーストラリアはクレジットカード大国である。スーパーで3ドルの水を買う時も人々はクレジットカードを使う。(大体タップで使う。)

 

ーー行ってみようと思う。

 

ーーオケイ! レッツゴー!

 

✅really really good

 

ピンク色の下着に包まれた完璧な尻を追いかけて、わたしはのこのことカラオケボックスのような個室についていった。

 

本当に中もカラオケボックスのような個室だった。黒いテーブルに、回りを囲む形のソファ。あるのはそれだけ。下着の女の子が何やら操作すると、くらい室内にミラーボールが回り始める。

 

ーーここに座って。

 

言われた通りに座る。女の子が隣に座ってくる。胸がすぐそばにある。

 

ーーねぇ、ここではね。三つのコースがあるの。

 

ーー三つのコース?

 

ーーそ。一つはさっき言った50ドルのコース。これでは、いいことしてあげるわ。で、もう一つが100ドルのコース。これはね、もっといいことしてあげる。で、最後が150のドルのコース。本当にいいこと(really really good)してあげるわよ。

 

私はこのときのreally really goodを一生忘れないだろう。

 

迷った。すごく迷った。

 

クレジットカードだから、150ドルを出すことはできる。しかもオーストラリアで作ったクレジットカード(anz)だから、支払いに問題はないはずだ。

 

really really goodか…… really really goodか!

 

ーー50ドルのコースで。

 

ーーそう! 別にオッケーよ!

 

外国人特有の白さの歯を見せて彼女は笑った。

 

……ちくしょう。ちきってしまった。

 

 

女の子はパンツのお尻のほうに挟んでいたのか、アイフォンでタイマーをセットする。たしか、10分か15分くらいだったと思う。

 

そう悔しがるまもなく、ミラーボールで照らされたカラオケボックスの中、テーブルの上に座り込んだ女の子はわたしの目の前でまずブラを取った。

 

ほわ~おぅ

 

もう、本当に、ほんっとうに「ほわ~おぅ」としか言いようがなかった。「ほわ~おぅ」

 

そうしてわたしのほうに向かって前かがみになる彼女。

 

うわああああああああああああああああ。お○○いが、お○○いが、わたしのほほにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。

 

興奮もつかの間、次はきりんの首のごときほそく長い脚を天井にむかって彼女があげたかと思うと、下につけていた下着を取った。

 

ああっ! 大事なところの毛が……ハート型だっ!

 

そのまま、ハートが近づいてくる。これ、舐めたら怒られるのだろうか……(もちろん舐めなかったけれど……)

 

彼女はテーブルの上で舞った。たまにおっぱいをこすりつけて、そしてハート型をわたしのところに見せつけて。

 

動き方というか、魅せ方? のようなものがおそらく決まっているのだろう。

 

3、4回くらい同じ動きをしたかと思うと、アイフォンのタイマーが鳴った。

 

そのあとは、なぜだろう手を引かれて個室を出た。

 

出るとすぐにカウンターに案内され、そこで50ドルを払う。

 

ーーカードで。

そういってクレジットカードを通して、ちゃんと明細をもらった。ほんとうにぼられているんじゃないか、気が気でならなかった。(後日確認したら、ちゃんと50ドルの請求だけだった)

 

支払いが終わった後で、ピンクの下着をつけていた。女の子はわたしにありがとね、といった。

 

ーーいや、こちらこそありがとう。

 

とわたしが言ったら、

 

ーーあなたって本当にかわいいのね。

 

と言って抱き着かれてキスされた。

 

持論だけれども、男が女からかわいいと言われたら、それはもうおしまいだと思う。

 

そのまま店内にいてもよかったらしいが、何となく気づまりになって店を出てしまった。

 

店の中にいると、ひっきりなしにほかの女の子がまた来るからだ。

 

店を出ると、夜のキングスクロスーー曰く、南半球の歌舞伎町ーーは賑わい初めていた。

 

がやがやとした雑踏の中、人込みとは逆の方向に進んでいく。

 

振り返ると、SHOW GIRLS の店先にはさっきの女の子が立っていた。完璧なお尻を夜道に突き出して。

 

あれから数年たつが、わたしは今も「really really good」が何なのか知らない。 

 

いつかもう一度大人になり行こうと考えている。

 

今日もいい日になりますよう。