吾輩は芥川賞を全部読む。

20卒のサラリーマンです。日々のこと、読書のこと、創作活動のこと等をつらつらと書きます。みなさんに楽しんでいただけるよな記事を書けるようになりたい。

【20卒】 7日目

You dont know the nature of human, unless you work in restaurant, retails, or supermarket.

(飲食店、小売業、レストランで働いてみないことには人間の本質なんてわからない) 

 名も知らない誰かのツイート

 

チャオ(^_-)-☆

 

ぼくがだれかって? 

ツナ缶プロテイン。新卒さ。

体はマッチョ。頭脳は(平均的な)大人。

 

私文の最高峰→飲食という世にも奇妙な進路を突き進んでいるのさ。

 

飲食店という戦場で起こる日々をつづっていく。

 

ひとつよしなに。

 

✔7日目

 

ラインを開くと、西野七瀬似のメーカー嬢(新卒)からラインが来ていた。

 

ーーー研修の論理思考疲れた。💦

 

お前、自宅の机の上に座っているだけじゃねえかーーーーー

 

西野メーカー嬢からのラインの内容がよみがえる。

ちなみに私の大学の同期、コンサル会社D社の高橋一生(似)や、メーカー嬢(西野七瀬似)をはじめ、同期や同い年はことごとく自宅で研修を受けている。

 

研修は自宅の机の前ですべてが終わるらしい。

 

いや、正直めちゃくちゃ羨ましすぎる。

 

これを見ている読者諸君の中で、もし大学生がいるのならば声を大にして言いたい。

 

就活はがんばれよ、と。

 

「おい、聞いてんのか!」

 

怒鳴り声がして、現実に戻る。

 

はて、ここはどこだっけ? そうだ。現在は2020年、4月10日の日本だ。

 

わたしの記憶に間違いがなければ、確か緊急事態宣言というのが出されていたはずだが……

 

チャーハン演説とネットで言われていた安倍総理と、コンサル企業にあこがれが強すぎる大学生のように不必要な英語を使う小池都知事をあざ笑うかのように、店内はそこそこ混んでいた。

 

最近、わたしは日本人が嫌いになってきている。緊急事態宣言が出されているのだから、外で食べようとするな。

 

昨日もおばさんに聞かれたぞ、訝しげな顔をしたおばさんにな。

 

「あなたのところは、社員の検温とかしてるの?」

 

「はい、もちろんしております!(とっておきの笑顔)」

「心配ならわざわざ食べに来るなよ」

 

客が来るのだから店を開けるという判断をトップがする。

トップの判断には従うしかないから、従業員も出る。

 

これで最悪のループの完成だ。

 

✔割とよくいる

「だから、責任者よべって言ってんだろうが!」

 

おじいさんが激を飛ばしている。バイトリーダーの子が店長を呼びに行ったのはずなのだが、店長はたぶん他の業務で手が離せないのだろう。なかなか来ない。

 

ほかの業務につきたいのだが、心配そうにこちらをちらちらとみてくる真夏さんにこの場を託すわけにもいかない。

 

ことの発端はこうだ。

 

この死ぬほど毛玉だらけのセーターを着たおじさんが店内に入ってくるなり、注文がしたいと言い出した。

 

「すぐに作れる?」

 

くそ客センサーが働く。悲しい特殊能力を得たものだ。店員にため口で話してくる奴は大体やばい。それに老人×男が加わると、もうやばくない確率のほうが低い。

 

高卒1年目のピッチャーが完全試合をする確率よりは高いけれども、ノーヒットノーランを達成する確率よりは低い。

 

そのくらい低い確率なんだ。わかってくれ読者よ。

 

結局、店長はこずに、バイトリーダーとわたしで謝った。

私たちはいったい何を謝っているんだ、と思いながら。

 

 

「なるべく早く作れよ!」

 

そう言って、待合のベンチに座ったくそじじいを横目に厨房に戻ると、案の定バイトリーダーが取り乱していた。

 

 

 

わたしは本当に大丈夫なのだろうか。いや、ダメな気がする。

 

 

4月1日には見事な桜だったのがすっかりと葉桜になった光景を見るにつけ、心のどこかが傷んだ気がした。

 

今日もいい日になりますよう。