晴れてレンタル彼女と付き合うことになった。
レンタル彼女といっても、Iちゃんは普通の大学生と何ら変わらない。何なら、大学のゼミだったり、課外活動だったりに積極的に参加する、模範的大学生だった。
ゴールデンウイークには、Iちゃんはわたしの実家に来たりもした。
さすがに「レンタル彼女」だよ、と紹介はしなかったが、あまりに美人だったために、母も父も目を丸くしていたのを覚えている。笑笑
あと、実家近くのテーマパークに行ったのだが、そこに「レンタル犬」のサービスがあってIちゃんは爆笑していた。
「犬もレンタルする時代なんや~」と笑っていた。
で、その「レンタル犬」の広告を同業他社といって営業用の(レンタル彼女)のTwitterに乗せて笑っていたりもした。
正直めちゃくちゃ可愛かった。(気持ち悪くてすまん)
けれども付き合って、二か月がたったころだったろうか。
わたしは以前のようにスクールカウンセラーに通うようになっていた。
別に鬱になりかけてしまったわけでもない。
けれどもわたしは再び悩むようになっていた。
それは彼女との関係のためだった。
続きます。