吾輩は芥川賞を全部読む。

読んだ本の書籍レビューが主です。作家になりたい大学生。来年から働きます。

一か月前

 

 

インターンの選考が全くうまくいかず、一次面接で落ちる毎日の中で、彼女と喧嘩した。

原因は100パーセント僕だった。

 

―――すみません。私もこれから忙しくなるので21日までブロックしますね。私の私生活もいろいろあり、これ以上傷つきたくないので。ごめんなさい。それでもしどちらかの気持ちが変わってしまったら、さよならしましょう。本当にごめんなさい。

 

 

彼女からのラインはこれを最後に途絶えた。午前3時に、あまり使わない電話番号にかける。

「……くん?」

僕は謝った。彼女はそれを黙って聞いてくれた。

「私も君のことが好きだから。適当な扱い受けると傷つくんだよ」と彼女は何度も言った。

 そんな中で、僕は彼女に言った。

「俺なんて、無価値な人間なんだから、いつでも捨てていいからね」

 本心だった。企業の人事からは、13年入学なんだ……間違いじゃなかったんだ……と面接の冒頭に言われ、志望動機も聞かれない面接が二つ続けてあった。

「なんでそんなこと言うの……」

 と彼女はそこで初めて泣いた。僕を攻めている時、自分がどれだけ傷ついていたかを話すときも泣かなかったのに。

 

 

そこから彼女は、僕がいかに周りの人を元気づけているか、優しいか、頼りになるか、イカれた奴らだらけのこの世界でまともかどうかを必死に諭してくれた。背中をさするような優しい声だった。

 

僕はとても泣いた。電話が終わって、冷えたからだを温めるため風呂に入ってそこでも泣いた。

 

まだ、もうちょっと頑張ろうと思う。